そもそも、アルバム「Pantomime」をレコーディングするきっかけは、1994年、A−KEY解散後、パーマネント・バンドという形態から開放された事が上げられる。以前からアルバムの構想はあったのだが、バンド活動で手が離せずアイディアが先送りになっていた。フリーになり次の活動のを模索していたある時、この構想が再び頭に浮かんだ。それは友人の結婚式の真っ最中の時だった。その1ヶ月後、レコーディングが突如スタートしたのである!
バンドというしがらみから開放され、気ままに行われたレコーディングは約1年にも及ぶ。
曲作りから全てのパート演奏、ヴォーカル、そしてジャケットのアート・ワークまでその全てを一人で担当。ヴォーカル・パート以外は完全な自宅録音となる。また実際のセッションでは、25曲ほどのストックがあり、その中にはWine時代に書いた曲も存在していた。10曲ほど収録しフル・アルバムとしてリリースする案もあったが、納得いく曲だけに絞るちう理由から、アルバムには6曲が収録された。コンセプトは「アルバム1枚をライヴで表現する」ステージでの構成も年頭に置かれていたのだろう。しかし、実際には予定どおりに事は
運ばず、様々な事情からプロモーション・ライヴは出来なかった。もしライヴが実現していたら、曲順は変えられたかもしれないが、全く同じ形のライヴ・アルバムがリリースされたかもしれない!!
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